

お酒ってピンキリだから味見できないネット販売での購入は慎重にね。
それで今日はどんなお酒を買うの?
年代物のワイン?
純米大吟醸の日本酒?
いつもキレイなお姉さんのいるお店でしか見かけないシャンパンを、おうちでゆっくり楽しむのもいいものよ。
外では高くて手がでない数量限定のスコッチも気になるわね。
さて、ど・れ・が・い・い・か・なっと、カタカタ、カチカチッ。

それに僕にも選ばせて下さいよう。
実は今回はあたりをつけてあって、ちょっと高めの焼酎を買ってみようと思ってるんです。

いわゆるプレミアム焼酎ってやつかしらね。
美味しい銘柄が沢山あるから迷っちゃうわね。

そのプレミアムってやつです。
ところで、プレミアム焼酎ってどの辺がプレミアムなんですかね?

それじゃ今日は少しプレミアム焼酎について説明するわね。
焼酎ブームの歴史。本格焼酎ブームっていつなの?


プレミアム焼酎について教えてくれるんじゃないんですか?

プレミアム焼酎がどうやって発生したか説明するのに焼酎ブームは避けて通れないわ。
日本では昭和中期から現在に至るまで三度の焼酎ブームがあったといわれているわ。
・1970年代後半
・1980年代前半
・2000年代前半
この3番目の2000年代前半、もっというと2003年から本格焼酎ブームが始まったの。
それまで麦焼酎が本格焼酎市場の中心だったんだけれど、そこに芋焼酎が参入してきたの。
お茶で割って飲んだり、酎ハイのベースってイメージだったのが、焼酎そのものを味わって飲むような飲み方が広がっていったわけね。
味の面ではこの時期に減圧蒸留の本格焼酎が普及したこともプラスに働いたわ。
伝統的な常圧蒸留よりも低い温度で蒸留する減圧蒸留はクセがなくスッキリした味わい、飲みやすさになるわね。

焼酎は血糖値の上昇を抑える効果があり、糖質0プリン体0でヘルシーなの。
おうちでの晩酌の友としても地位を上昇させていったのね。
飲食店でのボトルキープやコンビニでの販売などもこの時期に普及したみたいね。
消費量からみても2008年がピークで、その消費量は9657000キロリットルね。
それ以降は減ったり増えたりを繰り返しながらゆっくり減少傾向ね。
※本格焼酎とは昔ながらの単式蒸留焼酎、焼酎乙類のことを指します。

24時間いつでも買って飲めるって、実はものすごい普及しているのかも。
プレミアム焼酎って?本格焼酎ブームから生まれたのは

ところでプレミアム焼酎の定義って何かしら?


焼酎市場で高い値段で取引されている焼酎というのがその実態ね。


もちろん高品質な焼酎を作るために、上質な材料、丁寧な製法といったこだわりはあるんでしょうけど、基本的なところは一緒よ。
プレミアム焼酎がプレミアム焼酎であるその理由は、市場原理による価格の高騰ね。


本格焼酎ブームで焼酎に人気が出た際に、人気があり製造量の少ない焼酎は需要が供給を上回って高値を付けるようになったの。
もともと庶民のお酒でそんなに高い銘柄はなかったのだけれど。
別に蔵元が値段を上げた訳ではないわ。
人気が出るとともに蔵元とエンドユーザーの販売経路の中間に立つ人たち(問屋や販売店)が、需要と供給を調整しマージンをとるようになったといえるわね。


ウイスキーや日本酒の高いやつも大体同じ理屈で高いのよ。
ま、高くなった分だけ蔵元が儲かってるってわけじゃないのよね。


品質の低いものを作ったらせっかく作り上げてきた銘柄の信用が落ちてしまうわね。
一度信用が落ちてしまうと元に戻すには、ものすごい時間がかかるわね。

信用については、世の中の他のブランド品と一緒なのかも。
プレミアム焼酎を定価で手に入れるには


いや、まったくですね。

つまり定価で買えばそこまで高価じゃないってことよ。
※原材料の値上がりや人件費の上昇による普通の値上がりはあります。

定価で買えないからプレミアム焼酎なんでしょ。

一つは蔵元の近くで仲介業者をなるべく介さずに売っているお店を探すことね。
蔵元が直売していればマージンを取る人は出てこないじゃない。
時々、『地元ではあの銘柄は安い』って話聞いたことない?


他にも手立てはあるの。
その一つが、蔵元の抽選販売なんかに応募することね。
例えば『森伊蔵』を作っている森伊蔵酒造なんかは会社のHPに抽選販売のための電話番号など情報が載ってるわ。
ま、抽選販売だから抽選に当選しないと購入できないんだけどね。
他にも百貨店や航空機のファーストクラスで機内販売されているなんてこともあるわ。
欲しい銘柄について情報を集めてみることね。


めんどくさいからプレミア価格を払ってでも簡単に検索して出てくるところで購入するもよしね。
まとめ


ここは定番の芋のプレミアム焼酎にするか。
麦のプレミアム焼酎もうまそうだし。
あ、泡盛もいろいろあるぞ。

検索、検索~っと。