年末年始以外にもお花見やBBQ・お祝いごとなどで、お酒をたくさん飲む機会は
1年を通してありますよね!次の日は仕事なのに雰囲気に流されて飲みすぎてしまい、
翌日二日酔いに苦しんだ経験がある人もたくさんいると思います。
二日酔いはそもそもアルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドという毒性が強い物質が原因で起こります。代謝するパワーよりもアルコールの摂取量が多いと、体にアセトアルデヒドが
どんどんたまってしまうんです。
でも二日酔いはアルコールを溜めない飲み方や、おつまみに食べる食材を選ぶことでリスクを
下げることはできます!食材や飲み方に気を付けて楽しくお酒を飲んで二日酔いを回避できれば、お酒の席も100%楽しむことができますよ。
基本!お酒を飲む時はチェイサーを注文する
まずは二日酔いにならないようにお酒を飲む時の基本「チェイサー」です。
日本ではチェイサーといえば水という印象が強いですが、実際は飲んでいるお酒よりもアルコール度数の低いお酒やジュースでもいいのです。
チェイサーには3つの効果があります。
- 脱水症状のリスクを回避する
- アルコールの代謝をスムーズにする
- 口直しで美味しいお酒が飲める
アルコールには利尿作用があるので体内の水分もどんどん減ってしまいます。
チェイサーで水分補給をしながら飲めば脱水症状が回避できるので、二日酔いのリスクも
下げることができるのです。
さらに水分をとることで血流・代謝がよくなりアルコール濃度を下げる効果があります。
二日酔いや悪酔いのリスクを下げる効果が期待できます。
チェイサーはシンプルにお水でもいいですが、アクセントが欲しい人はこんな飲み物がおすすめ
ですよ!
① 炭酸水
口の中をクリアにしてくれるので、濃いお酒を飲む時のチェイサーとしておすすめです。
さっぱりしたい時はレモンやミントなどを入れても美味しいですよ。
② ジンジャーエール
強いお酒やアクセントの強いお酒を飲む時におすすめです。
口や鼻に残るお酒の香りをリセットしてくれます。
③ トマトジュース
トマトの成分にはアルコールの代謝をスムーズにする働きがあるとカゴメとアサヒビールが
発表しています。
④ シードル
ベルギービールのチェイサーとして有名なシードルは、リンゴから作られているお酒です。
低めのアルコールでフルーティーなので爽快感がありますよ。
チェイサーには色々な飲み物がありますが、日本酒と合うのは「和らぎの水」と呼ばれている普通のお水です。ジュースや炭酸水よりもお酒に合うと言われています。
外国から入ってきたお酒の飲み方ですが、日本でもチェイサーを用意してお酒を飲んだ方が深酔いや二日酔いのリスクを下げることができますよ!
二日酔いや悪酔いを避けるおつまみ・食材
お酒を飲む時に食べるおつまみによって二日酔いになるリスクはかなりちがうと言われています。
二日酔い予防になるおつまみを食べて飲む量も気を付けてみてくださいね。
・たんぱく質が豊富で肝臓の働きを活性化させる
・ビタミンCがアルコールの分解を助ける
・飲み始めてすぐに食べておくのがおすすめ
・肝機能を高めアルコール分解がスムーズになる
・脂肪分がお酒で胃が荒れるのを防ぐ
・飲み始めてすぐに食べておくのがおすすめ
・セサミンがアルコールを分解するALDHを増やす
・二日酔いの原因である肝臓の活性酸素を減らし機能を高める
・日頃から食べておくと二日酔いのリスクが下がる
・解毒酵素スルフォラファンが豊富
・翌日に食べることで二日酔い対策にもなる
・ブロッコリーや青梗菜でもOK
・ネバネバ成分のムチンが肝臓の機能を高める
・たんぱく質の吸収もサポートし酔いが緩やかになる
・納豆や里芋でもOK
・ナイアシンがアセトアルデヒドの分解を促進
・カプサイシンが脂肪を燃やし代謝をアップさせる
・脂肪分がアルコールの吸収をゆるやかにする
・カリウムや亜鉛などのミネラル補給もできる
お酒を飲む前から対策をしたい時は、ヨーグルト・牛乳・トマトジュース・黒酢などがおすすめ
です。乳製品に含まれている脂肪分はアルコールの吸収を遅くしてくれるので、酔いが回りにくくなる効果もあります。
二日酔いよりも酔いにくさを重視するなら、唐揚げやカルパッチョなど油ものを食べるのが
おすすめです。
それでも二日酔いになってしまった時におすすめの食材と料理
気を付けていてもお酒に弱い体質の人は二日酔いになってしまうことがあると思います。
そんな時は翌日の食事で使用する食材に気を付けることで、二日酔いの辛い症状を緩和
できますよ!
栄養価が高いうえに消化もいいのがたまごです。
システインがアセトアルデヒドの分解促進効果も持っています。
おかゆや雑炊に入れて食べるのがおすすめです。
クエン酸が胃の機能回復をし、ピクリン酸が肝臓の活性化を促進します。
アルコールによる二日酔いで酸性になっている体内を梅干しが弱アルカリ性に変えるので、
二日酔いの症状が軽くなる効果もあります。
利尿作用があるカリウムが豊富で、アセトアルデヒドの排出に効果的です。
ビタミンやミネラルなどアルコールの分解に使われた栄養の補給にもなります。
二日酔いでは食べない方がいい食材
反対に二日酔いの状態では食べない方がいい食材もあります。
油は二日酔いで疲れている胃に負担をかけてしまうので避けます。
症状が悪化する可能性もあります。
紅茶・コーヒー・緑茶・ココア・チョコレートなどに含まれています。
利尿作用や頭痛軽減効果があっても、胃や肝臓に負担がかかるリスクがあるので避けた方がいいでしょう。
かき氷やアイスクリームなどキンキンに冷えている食べ物は二日酔いの内臓に負担をかけることになります。
辛い物も二日酔いの胃に負担をかけるので、胃酸の分泌が増えムカムカが悪化する可能性が
あります。嘔吐や下痢の原因になるので食べるのは避けましょう。
飲み会のシメに二日酔いで食べない方がいい物が出てきた時も注意です。
アイスクリームなどの冷たい食べ物は胃の働きを鈍らせてしまうので、胃の中身が
動きにくくなってしまい二日酔いの吐き気の原因となります。
お酒でたくさん糖分をとった上にシメでさらに糖分をとると、糖分の過剰摂取にも
なりかねません。飲んだ後のシメの定番はラーメンですが、ラーメンも同じです。
炭水化物や塩分が多いのでできれば避けたい食べ物です。
ただ人によってはシメのラーメンで二日酔いになりにくいという人もいるので一概には
言えませんね。飲んだあとのシメで食べるなら温かいお茶漬けやうどんなどがおすすめです。
効果が噂になっているラムネやチョコレートなどは?
森永のブドウ糖90%のラムネが二日酔いに効果があるという噂があります!
安定の二日酔い。
二日酔いにはラムネ。
ラムネすごい、本当にすごいんだ。— みけねこ丸。 (@mikeneko_maru3) July 19, 2019
ラムネ食べると二日酔いにならない!
— ゆうくんのかぶとむし (@KxyrWD9pXX9qwUD) July 24, 2019
https://twitter.com/tono_bd/status/1153486035965267968
実際に効果があるとストックしている人もたくさんいるようですね。
この噂に関しては多くの医師や栄養士が意見を発表しています。
色々な意見をまとめてみると、「二日酔いで低血糖になっている人には効果が期待できる」
とのことです。
水分補給もしっかりして、ラムネでブドウ糖を補うとより効果が実感しやすいそうですよ!
チョコレートにはカフェインが含まれていますが、頭痛がひどい二日酔いでは緩和効果があることもあるようです。二日酔いで選ぶチョコレートは「カカオの含有量が多い物」や「ビターチョコ」です。ラムネと同じように低血糖からくる頭痛に効果が期待できます。
1番人気はラムネですが根拠があるわけではなく、効果に個人差もあるので本当に効果があるかは試してみないと分かりません。
迎え酒だけは絶対にしないこと!
二日酔いになってしまったら「迎え酒」をするといいと言う人もいますが、
絶対にしないでくださいね!
・朝、二日酔いの症状を感じる
・症状緩和のためにお酒をさらに飲む
・脳や神経がマヒして症状が緩和したように感じる
・後々また二日酔いの症状を感じ始める
ようするに迎え酒は「その場しのぎ」にしかなっていないのです!
コンビニで買ってきたのだ🥰
二日酔いが辛い時は迎え酒しろってお婆ちゃんが言ってたんだ👵 pic.twitter.com/5dCv2sElSh— だにえる@モンスト垢 (@Daniel_MonsterS) 2019年7月19日
今日も送別会。二日酔いに一番効くのは迎え酒とじーちゃんが言ってた。#若松屋 pic.twitter.com/bryPqcf6eo
— ゆたっぺ (@sir_yutappe) July 24, 2019
ツイートを見ると迎え酒が二日酔いに効果があると言っているのは、おじいちゃんおばあちゃん
です!江戸時代から迎え酒はあり、昭和中期ごろまでは二日酔いに効果があると言われていた
ようなので納得ですね。
でもこの迎え酒。何度も繰り返しているとアルコール依存症に進行するリスクがあるんです。
アルコール依存症の進行
酒が足りない・酒量増加・飲んだ気がしないなど
・お酒を飲む時間が待てない・おちつかない
・アルコールが切れると悪寒や冷や汗が出る
・お酒を隠れて飲んだりお酒のために嘘をつく
・お酒のトラブルが増える
アルコール依存症は進行すると亡くなってしまうケースもあるくらい怖いものです。
迎え酒が習慣化してしまい、どんどんアルコール依存症に進行してしまった人もいます。
二日酔いに効果があるのではなく、ただ二日酔いの症状をごまかしているだけなので噂に
まどわされてはいけません!
二日酔いを効果的な食材で予防・改善することはできる!
基本的に二日酔いになってしまったら、胃や肝臓に負担をかけない食材で温かい物が理想です。
朝は無理して食事をとらなくてもいいですが、水はしっかり飲んで水分補給をして脱水症状に
ならないようにしてください。
頭痛や吐き気などどうしても症状が辛い時は、薬に頼る手もあります。
最近では二日酔いの症状のために作られた薬もあるので安心して飲めますよ!
1番はお酒を飲んでいる時に量を自分でコントロールしながら飲むことです。
もし可能なら何日も続けて飲酒をするのは避けた方が安心です。
休肝日を設けてあげると、肝臓もゆっくり休むことができてまた美味しいお酒を飲めるように
なりますよ!
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