アンチエイジング効果がある!病気を予防する効果がある!など、色々な効果をもたらしてくれる水として水素水が一時期ブームになりました。
水素水そのものだけじゃなく、サプリなども登場し話題になっていましたね。
そんな水素水が二日酔いの予防改善にも効果があるというのです!
ブームの到来後、効果がないと言われたり販売されていたものが水素水ではなかったりなどの
トラブルがありあまりいい印象がないですが、本当なら二日酔いになることが多い人には朗報ですよね。
デマに惑わされないためにも水素水が本当に二日酔いに効果があるのか、どんなタイミングで
どんな飲み方をすれば効果的なのか、その他にどんな効果があるのかなどを追及してみました。
二日酔い対策に水素水を使う前に参考にしてみてくださいね。
まずは二日酔いのメカニズムを知ろう
水素水が二日酔いにどんな風にいい効果をもたらしてくれるのかを知るためには、なぜ二日酔いが起こるのかメカニズムを知っておく必要があります。
飲みすぎたな~と思った翌日に襲ってくる二日酔い。
こんな症状が出るのが特徴です。
吐き気・嘔吐・倦怠感・胸焼け・胃痛・下痢・発熱・脱水・悪寒など
症状はお酒に含まれているアルコールから発生する有害物質によって引き起こされているもので、体の防御反応から起こるものもあります。
二日酔いの大きな原因になっているのがアルコールが代謝されたときにできる
「アセトアルデヒド」という有害物質です。
② 胃から20%、腸から80%のアルコールを吸収
③ 肝臓へ運ばれアルコール脱水素酵素により分解
④ アセトアルデヒドに代謝される
⑤ さらに脱水素酵素により酢酸に代謝される
⑥ 水や二酸化炭素となる
人の体にとっては有害物質であるアルコールの代謝をして無害なものに変えてくれるのが
脱水素酵素です。
そして代謝の途中で発生するアセトアルデヒドと活性酸素が二日酔いに大きく関わっています。
人の体には代謝できるアルコールの量には限界があるのに、どんどんお酒を飲むと許容量を超えたアセトアルデヒドが代謝されなくなり蓄積されてしまいます。
血中のアセトアルデヒドの濃度が濃くなると有害物質の影響が出て、二日酔いの症状である頭痛・吐き気・動悸などが起こるのです。
アセトアルデヒドの量に比例して増えていくのが活性酸素です。
・アセトアルデヒドに反応して増える
・酢酸に代謝されるときにミトコンドリアが作る
活性酵素は時間がたつにつれて害のある物質になるため、二日酔いの症状である倦怠感や疲労感を引き起こします。
アセトアルデヒドと活性酸素の量が多ければ多いほど二日酔いの症状が重くなってしまうのです。
また人によってはアルコールで胃が刺激され荒れてしまい、機能が落ち脱水に陥ってしまうこともあります。脱水は二日酔いを引き起こしやすいので、飲みすぎて体内にアルコールが大量にあると不快な症状が出てしまうのです。
色々な最悪な状態が重なって引き起こされているのが二日酔いです。
水素水が二日酔いに効果があるのは活性酸素を除去するから
メカニズムが分かればなぜ水素水がおすすめされているか分かりますね。
水素水には、
・体内の活性酸素を除去する
・ミトコンドリアの中の活性酸素を除去する
効果があるのでアルコールの代謝をスムーズにすることができます。
分解の効率がいいと二日酔いになりにくくなるということです。
活性酸素はお酒を飲む他にも、たくさん発生原因があります。
紫外線・喫煙・薬・ストレス・排気ガス・レントゲン・加工食品・ハードな運動など
活性酸素は細胞を酸化させたり、機能を壊したりするので体内公害と呼ばれています。
二日酔いの他にもシミ・しわなどの老化現象や、白内障・認知症・がん・動脈硬化・糖尿病などの原因にもなるので特に美意識や健康意識の高い人からは嫌われています。
でも水素水で体内に水素を補ってあげれば有害物質である悪玉菌だけを外に排出して除去する効果があるので二日酔い対策に効果的と言われているのです。
他の抗酸化物質にはない特性を持っている水素水はこれだけの効果があります。
抗酸化作用・抗炎症作用・抗アレルギー作用・脂質代謝改善作用・美白効果・
肌荒れの予防改善効果・疲労回復・血流改善・脳神経疾患の予防改善・便秘解消・
薄毛や抜け毛の予防・生理痛緩和・睡眠の質の向上・ストレスによる悪影響を抑制
水素水はとにかく抗酸化力が高いのが特徴で、他とは比べ物になりません。
ビタミンEの431倍・ポリフェノールの221倍
カテキンの290倍
二日酔いになりたくない時は水素水を飲むことでリスク回避できる可能性が高いですね。
水素水を飲むタイミングはお酒を飲む前?
水素水で二日酔い対策をする時は、飲むタイミングは簡単です。
- お酒を飲む前
- お酒を飲んでいる時
- お酒を飲んだ後
いつでも大丈夫です。
水素水は活性酸素がない時に飲んでも呼吸から体の外に排出されてしまうので、
活性酸素が発生しやすいタイミングで飲むのが効果的です。
でもちょっとの間であれば肝臓に水素をためておくことができます。
アルコールの代謝をする肝臓にお酒を飲む前に水素があれば、二日酔い対策としてはばっちりですよね!それだけではなく肝臓を保護する役割もしてくれるので、お酒を飲みすぎたことで発症する脂肪肝の予防にもなるそうです。
二日酔いになりそうなくらい酔っぱらったな~!という時も活性酸素がたくさん発生している状態なので、寝る前に水素水を飲めば翌朝の症状に有効です。
お酒を飲みながら水分補給に水素水を飲むのも効果的ですが、温めて飲むのだけは絶対に
やめてください。
水素水を温めると?
水素は温度が上がれば上がるほど抜けていってしまう。
飲むなら常温か冷たい状態。
温かい方が体を冷やさないので二日酔いには効きそうですが、水素が抜けては何の意味も
なくなってしまいます。水素水を温めてお湯割りに使ったりしないように気を付けてください。
一般的に水素水は1日【300~500ml】飲むのがベストと言われています。
二日酔い対策に飲む時は、お酒を飲み始めてから寝るまでに500mlを飲み終わるのを目標にするのがいいかもしれませんね!
参考までに二日酔い以外の効果を期待する時の水素水を飲むタイミングもまとめておきます。
寝る前:細胞の修復のサポート
食事前:食べた物の消化をサポート
運動前:代謝アップ、痩身効果、パフォーマンス向上
運動後:疲労回復効果
健康のために水素水を飲む人におすすめなタイミングは、起床後です。
起きてすぐは最も水分が不足している状態で、胃の中も空っぽなので吸収率が高く効率が
いいんです。健康のため・二日酔い対策のために水素水を飲む時は、効果が出やすいベストな
タイミングで飲みましょう!
水素水の保管と効果に関する注意!
水素水を買う時はいくつかのタイプを選ぶことができます。
- パウチタイプ
- ボトルタイプ
- スティックタイプ
- 自宅に機械を購入
二日酔い対策に使おうと思った時に手軽に買えるのはパウチタイプやボトルタイプです。
自宅に水素水メーカーを購入しようとすると、安い商品は数万円でありますが高機能の商品は
10万円を超えています。
水素水で忘れてはいけないのが飲んでいない間にも微量ずつ水素が減っているということです。
圧力が弱い方へ向かう特徴がある気体なので、容器の外へ出やすくなってしまっているのです。
パウチやペットボトルなどの容器に入っていても、わずかな量ずつ日々抜けていってしまうので
買い置きには気を付けて下さい。
容器ごとの水素が抜けるまでの目安
ペットボトル
24時間以内には全部抜ける
アルミ缶
抜けにくいが開封すると密閉できないので抜けやすくなる
アルミパウチ
最も抜けにくく未開封なら長期保管も可能
アルミは水素が抜けにくい性質なのですが、味が移ってしまいやすいというリスクもあります。
また、自宅で機械を購入して作って冷蔵庫に保管していても抜けていきます。
パウチやボトルを買った時は製造日からあまり時間がたっていないうちに飲み切って
しまいましょう。作った日から時間がたてばたつほど水素が抜けている可能性がどんどん
高くなってしまい、二日酔いに効果がなかったなんてことになるかもしれません。
二日酔い対策には高濃度水素が効果的!
辛い二日酔いになってしまった時や二日酔いにならないようにするために水素水を飲む時は、
何でもいい訳ではありません。効果に大きく関わってくるのが水素水の濃度です。
・単位はppm(パーツパーミリオン)
・1ppm=1Lの中に1mg
人の体に効果がある水素水の最大濃度は0.4ppmです。
0.4ppmと0.8ppmの水素水を飲んだ時の効果を比べてみても、ほとんど差はなく最大値が
0.4ppmであることが分かっています。
中部大学の研究によると体に吸収できる水素の量も決まっているようです。
水素水を飲んで呼気中の水素濃度を測定
- 呼気中の水素濃度は10分でピークになる
- 1時間程度で通常に戻る
- 水素の41%が体内に吸収され59%が呼気から排出
二日酔いで体内に活性酸素がたくさんあればあるほど使う水素の量も増えるので、
消費する水素の量は活性酸素量に比例していることが分かっています。
特に水素水は、
- ヒドロキシラディカル
- ペルオキシ亜硫酸
などの悪玉活性酸素を除去する効果が高くなっています。
そして水素水は二日酔いの対策の他にも2型糖尿病の予防やハウスダストが原因のアトピーにも
効果があることが分かっています。
動脈硬化:酸化LDLや遊離脂肪酸の減少
パーキンソン:活性酸素による細胞死を抑える
アトピー:サイトカイン抑え炎症を抑制
他にも300件を超える研究の結果が出ていて、色々な病気の予防や症状の抑制に水素水が効果があることが分かっています。糖尿病予備軍でもお酒がやめられない人やアトピーの人には、
二日酔いに関係なく水素水がおすすめされているんですね!
吐き気や嘔吐がある二日酔いには水素吸引もおすすめ
飲んでもすぐ吐いてしまう・吐き気が強くて水が飲めないような二日酔いには、
水素水よりも水素吸引がおすすめです。
- 水素吸引サロン
- セラピー
- エステ
- クリニック
などで施術を受けることができます。
実際に二日酔いで水素吸引をしている人もたくさんいるんですよ!
水素吸引してますと、二日酔いなく、泥のような朝もスッキリ目がシャキ、便秘もなくなり、筋肉痛さえ緩和されまするー#水素中毒
— shie (@shie_san) May 9, 2018
最近、水素吸引とかしている。だって疲れにくくなるし、二日酔いもかなり良くなる。
— こうすけ (@narupapa2) July 20, 2017
久々水素吸引してる(・ω・)
本当にお通じ良くなるし二日酔いならないし不思議〜!会社に導入してくれないかなw pic.twitter.com/4UOln2TkgI— Erika (@VipstyleN) January 24, 2017
多くの人は水素吸引ができる専門のサロンに訪れているようですが、クリニックなら水素点滴も
受けることができます。ひどい二日酔いでなければサロンでもいいと思いますが、あまりにも
辛い二日酔いの時はクリニックがおすすめです。
水素吸引と水素点滴の相場
サロン
20分 | 2.000円~3,000円 |
30分 | 3,000円~4,000円 |
45分 | 4,000円~4,500円 |
50分 | 5,000円前後 |
1時間 | 6,000円前後 |
初回に吸引に使用するマスクが600円前後・カニューラが500円前後で購入をする必要が
あります。サロンによっては料金にマスクやカニューラ代が含まれているところもあるので、
別途料金が必要かどうかは先に確認しておくと安心です。
クリニック
20分 | 1,000円~1,500円 |
30分 | 2,500円前後 |
1時間 | 3,000円~4,000円 |
水素点滴 | 5,000円~6,000円 |
クリニックでは二日酔いでも健康のための吸引・点滴でも、健康保険を使うことができないので
自費での診療になります。医師がいることでサロンよりも安心感はありますよね。
二日酔いになりやすい人や健康のために継続したい人に便利な、年間パスを用意している
クリニックもありました。サロンやクリニックに通うのは面倒だから、二日酔いになったら自宅で水素吸引がしたい!という人もいると思います。
実はできるんです。機械を購入すれば自宅でもOKです。
簡易的なポータブル吸引器だと1万円弱から、本格的な吸引器だと3万~40万とスペックに
よって価格に差があります。
二日酔いになった時に自分の負担にならない水素吸引の方法を選んでみてください。
二日酔いにも健康にも水素は効果的だった!
酔っぱらってしまった時や二日酔いの時は水分を取るように!というのはよく聞きますが、
脱水の改善の他に水素も必要だったからなんですね。
アルコールによって発生したアセトアルデヒドや活性酸素から起こる二日酔いの不快な症状を
抑えることができる水素。水素水として飲んでも、水素吸引をしても、水素点滴をしてもいいので体の中に補ってあげることがポイントです。
二日酔いの他にも便秘解消・アレルギー抑制・病気の予防・アンチエイジングなどたくさんの効果が期待できるので健康や美容のためにもおすすめされています。
抜けやすい性質がある水素なので保管にだけは気を付けて活用してください。
しっかりと効果を得るためにも保管方法・濃度・飲み方には気を付けましょう!
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