二日酔いの吐き気や頭痛・腹痛がつらい！日本人がお酒に弱い理由

「お酒を飲むとすぐに酔いが回ってしまう」という人もいるでしょう。お酒に弱いと感じている人は少し飲んだだけで顔が真っ赤になったり、フラフラしたりしてしまいます。また頭痛や吐き気、腹痛などの症状に悩まされることもあるでしょう。

「お酒に強くなりたい！」と望んでいる人も多いのではないでしょうか。一般的に日本人は海外の人に比べてお酒に弱いといわれており、お酒に強いか弱いかというのは、飲む量だけで決まるものではありません。

ここでは、日本人がお酒に弱いといわれる理由や世界に学ぶ各国の二日酔いの対処法についてご紹介していきたいと思います。すぐに実践できる内容もあるため、二日酔いの症状に悩んでいる人は必見です。

二日酔いでは吐き気や頭痛、腹痛などの症状がでます。しかし症状の種類や程度は、お酒を飲む量も含めて個人によってさまざまです。

ところで、日本人が外国人と比べてお酒に弱いという話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。実は、この話は科学的な根拠に基づいていわれている内容です。

酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するための「アセトアルデヒド脱水素酵素（ALDH）」には、アセトアルデヒドが低濃度の時に働くALDH2と、高濃度にならないと働かないALDH1という２つがあるのですが、日本人の44％がアセトアルデヒドを初期段階で速やかに分解するALDH2の働きが弱い「低活性型」で、うち4％がALDH2がない「不活性型」といわれています。

ということは、低活性型は「お酒に弱い」、不活性型は「お酒を飲めない」ということになります。また欧米人のほうが日本人よりも体格が大きい分、肝臓のサイズが大きいこともアルコールの処理能力に差が生じる理由となっています。またアルコールに強い人は、アルコール依存症になりやすいため注意が必要です。

これらのことを踏まえ、アルコールとうまく付き合っていくことが大切だといえるでしょう。

二日酔いで起こる吐き気や頭痛、腹痛は世界共通の症状です。世界の国々では、それぞれ国の対処方法で二日酔いをのりきっています。

ここでは各国に学ぶ二日酔いの対処方法について、国別にみていきましょう。

二日酔いで起こる吐き気や頭痛、腹痛は、つらいものです。お酒に弱いといわれる日本人は飲み過ぎた翌日はスッキリと目覚めることができず、「吐き気」や「痛み」、「気持ち悪さ」に悩まされることも多いでしょう。日本人がお酒に弱いのは、お酒を飲む量ではなく、日本人特有の遺伝子・体質によるものです。

お酒に弱いことを理解したうえで、うまく距離感を保ちながらお酒と付き合っていくことが大切になります。また世界の国々ではさまざまな対処法が実践されており、参考にしながら普段の生活に取り入れていくのもよいでしょう。